「元氣」という言葉には、深い意味があります。
古来日本人が大切にした『元氣』=真の健康こんにちは。お元気でいらっしゃいますか? ■ティッシュとマスクのお世話にはなっていませんか? 風邪や花粉に悩まされる季節ですが、元氣を失いがちな時期かも知れません。 ちなみに元氣という言葉は、『元の氣』に戻るということですが、なかなか維持しづらいものです。 普段何気なく使っている言葉ですが、これにはとても深い意味があるように思えます。 『氣』は目に見えないけれど、とても大切な様々なエネルギーのことを例えるために使われてきました。 気働きや気遣いといった、意識を例える例にも使いますし、やる気が出ない、気に病むといった精神的なことを言う場合もあります。 また、寒気がするとか活気が出るというように、肉体の内面から出るエネルギーをあらわしたり、悪い気を感じるというような例えに使う時もあります。 『氣』という一文字だけで、とても意味深いものを伝え残してくれている、先人の知恵には本当に頭が下がります。 こういった、身心に影響を与える目に見えないエネルギーが『氣』であるとしたら、元氣でいるということは、肉体的にも精神的にも、とてもいいエネルギーの状態で満たされ調和しているということだと思います。 それくらい元氣という言葉には本来深い意味がありました。 ■氣には私たち日本人の歴史や文化が宿っています。 日本人は、目に見える身体の裏側にある精神の持つエネルギーを大切にしてきました。 日本人はもともと肉体と精神を分けて考える文化ではなく、心身一如(しんしんいちにょ)というように、心と体は一つのものであるという考え方をしていました。 心が病めば体も病むし、肉体が傷つけば精神も傷つくというように、お互いに影響しあい、同時にバランスを取ることによって心身ともに癒され、元氣になっていく。 それこそが日本人の本来の健康観だったように思えてなりません。 |
目には見えない大切なものを忘れ、
■目に見えないものは根拠がなく、信用にかけるという考えが主流となる以前の日本人のほうが、肉体的にも精神的にもタフで活き活きとしており、聡明でけがれがなかったような気がしてなりません。 |
世界保健機構(WHO)の新たな健康定義は
■メタボリックシンドローム、子供の肥満や成人病、うつ病…。 |